TRPGに特化したゲームスペース!テーブルトークカフェDaydream

昨今はTRPGやボードゲームで遊べるカフェ、プレイスペースが増えてまいりました。
今回はそんな中で、今年で15周年を迎える老舗、テーブルトークカフェDaydreamさんを皆さまにご紹介しようと思います!

テーブルトークカフェDaydreamってどんなところ?

駅ちか!東京の中心にあるお店!

テーブルトークカフェDaydreamは、東京都の神田にあります。
JR神田駅、西口から線路沿いを東京方面に向かって歩いて3分という駅ちかの立地!
そしてたまたまですが、お店が入っているビルの名前はGMビル。
TRPGゲーマーさんでしたら、思わずにやりとしてしまいますね。

お店までの道順をビジュアルでご案内!

地図上では単純ながら、実際に歩くとちょっと判りづらいので、写真を撮ってまいりました。

神田駅西口を出て。

線路沿いを歩き、信号を渡ります。

途中で、道が細くなります。
ちょっと不安になりますが、そのまま線路沿いを歩きます。

細い道を歩いていると、左手に大松と書かれた看板のある建物が。
その建物を背にするように右を向きます。

白い建物が見えました。
そこが、GMビルです。

テーブルトークカフェDaydreamは、このビルの2階&3階です(受付は2階)
*現在は写真に写っている水色の旗は無いそうなので、お気をつけて!

2階に5卓、3階も5卓の全10卓規模の大きなお店!

店内は、6人掛けのテーブルが5卓ずつあり、それぞれはパーテーション代わりの大きなホワイトボードで仕切られています。
ホワイトボードは勿論自由に使えますので、マップや席順を描いたり等、セッションのお役に立つこと間違いなし!

備品も豊富にあるお店!

2階の壁一面の棚には貸し出し用のルールブックやボードゲームがビックリするくらいたくさんあります。
ミニチュアフィギュアも本当にたっくさんありますので、ポーンの使用にも困りません。
前述したホワイトボードも自由に使用できますし、ダンジョンやお城の模型などもありますので、TRPGのセッションをするのに、快適を通り越したとても贅沢な空間が広がっております!

また、ルールブックやボードゲーム、ミニチュアフィギュアのペイント道具などの販売もしていますので、遊んでみて楽しかったゲームをその場で購入することもできます!

TRPGに特化したお店!

ボードゲームも勿論遊べますが、テーブルトークカフェDaydreamはテーブルトークカフェを謳っている通り、よりTRPGを遊ぶのに適した環境を作っています。
他のボードゲームカフェなどと違い、ふらっと来店する、と言うよりは、事前に卓募集を見て、参加予約をして遊びに行く、というスタイルを確立させています。
そう言うと、若干敷居が高く感じるかも知れませんが、ご心配は無用です。
お客様だけでなく、店員さんも毎日卓を立てていますし、公式サイトには、その名もDaydreamカレンダーがあり、卓の募集をしています。
しかも、見れば判りますが、卓の募集は毎日あります!
PL募集は勿論オープンですし、募集人数も判りやすい表記になっていますから、1人でも入りやすいセッティングになっています。
料金は少しお高めですが、逆にその分冷やかしの人は来ないので、お客様は皆マナーも良く、楽しく遊ぶことが出来ます!

Daydreamカレンダーとは?

Daydreamカレンダーは、公式ホームページ内にある、PL募集の掲示板です。
これは是非ご自身の目で見て頂きたいのですが、週末はほぼ毎週10卓で、平日でも4~6卓でPL募集が毎日あります。
GMは店員さんは勿論、お客様も気軽に立候補しています。
募集システムも、最新のもの・メジャーなものから、懐かしいもの・珍しいものまで、本当に毎日様々。
また、月に1回は店員さんのGM講座も!
店員さんは毎日GMをしています、プロの方がテーマを決めて判りやすくお話してくださるGM講座、必見ですよ!
そして、前述したとおり、毎日PL募集がありますから、TRPGを遊んでみたいけど周りで遊んでいる人が居ない、またはオンラインセッションはやったことがあるけれどオフセッションは近くに遊べる人が居なくて出来ない、転勤や通学の都合で地元を離れたら遊ぶ人がいなくなってしまった、などのお悩みは、Daydreamで解決します!


行く前に、もっとお店のことを詳しく知りたい!

テーブルトークカフェDaydreamでは、毎週水曜日にお店の3階で生放送の動画配信をしています。
「TRPGライブ in テーブルトークカフェDaydream」http://ch.nicovideo.jp/trpglive
そこでは実際にTRPGで遊んでいる様子、また店内の様子も映していますので、店員さんやお店の雰囲気もダイレクトに判ると思います。
こちらも要チェックですよ!

Daydreamのこぼれ話

この度、Daydreamの店長 岡田様にお話をお伺いすることができましたので、皆さまにご紹介しようと思います!

開店のきっかけは匿名巨大掲示板サイトから!?

匿名巨大掲示板サイトで、TRPGカフェのスレッドが立ちました。
そこで、こういうのがあったら良いのではないか?と言うのを、名も知らぬ皆でいろいろなアイデアを出し合い、夢物語をわいわい話していたのです。
その時に、「それなら資金は出すので本気でやりたい人は集まって話し合おう」と言う発言があり、実際に2001年12月に、本当に本気でやりたい人たちが集まりました
そして話し合いをし、その翌年の4月くらいから本格的に準備を開始、同年の7月にプレオープンした、という経緯があります。
当時はまだそういったお店の前例がなく、TRPGは誰かの家か、公民館などを借りて遊ぶものでしたから、比較的お金のかからない遊びという認識を持たれていたので、そこに、果たして何千円も出して遊ぶ人が本当に居るのだろうか?という心配の声も確かに上がっていました。
僕は大学を卒業したばかりでしたし、集まった他の人たちも誰も経営の経験もなく、本当に手探りの状態でしたが、熱意と勢いで走り出し、今では15年が経ちます。

たくさんのお客様のお話

皆おもしろい方ばかり!

以前から友人などの狭い範囲ではTRPGを遊んでいましたが、お店を開いてからまず最初に感じたのは、TRPGで遊んでいる人たちはこんなにもおもしろいのか!という驚きと楽しい発見でした。
お店に来てくれるお客様1人1人が、皆さんとても良い人たちで、しかもおもしろい。
そんな人たちをお客様に迎えて、一緒に遊べるということ、しかもそれが仕事であるということは、とても恵まれていて幸せなことだと思っています。
そして、現在顕著だと感じているのは、リプレイ動画が数多く上がっていることもあり、最近はTRPGで遊ぶのは初めてというお客様が圧倒的に増えてきた、ということです。
以前はベテランのお客様が多かったのですが、ここ数年はTRPGを始めてから2年以内という方との比率が半々くらいになりました。

最近TRPGを遊び始めたお客様にびっくり!

最近遊び始めた方は、20代くらいの若い方、女性の方も多くいます。
中には高校生、中学生の方もいます。
そんなお客様の特徴として、GMをするのに抵抗がないというのがあります。
以前は既成シナリオが今ほどなかったこともあり、GMで遊ぶには抵抗を感じる人も多くいた印象がありますが、今はたくさんのシナリオがネット上に上がっていたり、同人誌があったりなど、シナリオも豊富にありますから、そういったものをお手本にシナリオを作ったり、既成シナリオで遊んだり等、気軽に挑戦しやすい環境なのかな、と思います。
また、お店に来る方の半数は同じようにTRPG経験の少ない方ですから、自分が遊んで楽しかったシナリオを他の人に回してみたい、と思った時に、それが気軽に成り立つという背景もあると思います。
分析すればいろいろな要因はありますが、以前はほとんど店員がGMをしていたところ、今ではお客様のGMで卓がたくさん立ちますので、お客様同士の交流の場にもなり、お店としてもとてもありがたいことです。

皆さまにメッセージ

店員は皆TRPGが大好きです
最初は2階のみでしたが、3階にフロアを拡張した理由の1つもも、1フロアではお客様の立卓で埋まってしまい、「店員が立てる卓がない!GMをしたくて働いているのに、このままではGMが出来ない!」という声からでした。
老舗のイメージがあるかも知れませんが、店員の半数は女性ですし、TRPGを始めて2年以内と言う人も居ます。
お客様もおひとり様、初心者さんが多いので、ベテランが多そうだから、知らない人と遊ぶのは気後れするから・・・などど気負わないでください。
気軽に楽しく遊べる環境ですので、是非Daydreamカレンダーを見て、少しでも気になったシステムの募集があったら予約して、実際に遊びにいらしてください。
そして実は、これから店員も増えていく予定です。
お店を大きくするか2号店を出すか、まだしっかりと決まったわけではないですが、計画はありますので、楽しみにしていてください。
お待ちしています。

Daydreamとは切っても切れない「りゅうたま」の話

テーブルトークカフェDaydreamには、「りゅうたま」のポスターと、北米最大のRPGの祭典、「GENCON」で昨年夏に表彰された際のトロフィーが飾ってあります。
そこで少しですが、りゅうたまのお話もお伺いいたしました!

遊びやすいシステムを作ろう!

お店で毎日GMをしていると、やはり遊びやすいシステム、個人的に遊びづらいシステムと言うのが出てきます。
そこで、自分がGMをするのだから、自分が遊びやすく、遊んでいて楽しいシステムを作ろう、と考えたのがきっかけです。
もともと他のシステムでも、旅をテーマにしたキャンペーンなどをやっていて、とても楽しかったので、システム的に旅をテーマにしようというのは最初から決めていました。
英雄物語ではなく、普通の人が旅をする、旅の中に物語がある、そういったものが今までになかったというのもきっかけのひとつです。

ふんわりとした雰囲気に、シビアなシステム

イラストも、ルールブックの文体も柔らかい雰囲気ですが、シビアなシステム面はとてもこだわったところでもあります。
僕はファミリーコンピューター世代なのですが、ファミリーコンピューターは基本的にドット絵で可愛いけれど、やることはシビアなものが多かったと印象があり、個人的にゲームとはそういうものだ、と言うのが根底にありました。
また、シビアな方が体験として記憶に残りやすいので、異世界を旅しているというのを体験として記憶に残して欲しいと思い、りゅうたまの中にある生活感などは、意図的に多く取り入れています。
そもそも、優しい雰囲気のゲームを作ろうとは最初はまったく考えていませんでした。
システムで表現している、食べ物がなくなる、のどが渇く、歩き疲れるなどは、プレイヤー自身の体験として想像しやすい面が大きくあり、そこをクローズアップしました。
また、英雄譚ではないので、一般人はそういったことの方が身近だろうと思い、ゲームとして成り立つよう落とし込んだというのもあります。

りゅうたまはオレゴン・トレイル

日本より海外の方で人気が出たのも、旅と日常と一般人に焦点を当てたところが大きいと感じています。
アメリカでは、りゅうたまはオレゴン・トレイルと言われることが多いです。
オレゴン・トレイルそのものは西部開拓時代の主要道路の1つなのですが、当時、幌馬車でフロンティアを探したり、新しい街をつくるために開拓をしていった、そう言った背景があるのはりゅうたまを受け入れやすかった理由のひとつだと感じています。
日本では、江戸時代にお伊勢参りがあって、そのイメージは勿論ありましたけど、アメリカはもっと激しく、家族単位で旅をしていた時代があったので、スケールが違いますよね。
因みにりゅうたまのルールブックの最初にある見開きの草原の写真は、北海道です。
広い土地のイメージがありますし、それはアメリカやヨーロッパの人も同じで、しかも海外の人たちはより身近にそれを感じられる、それも人気が出た理由のひとつだと思います。

おわりに

如何でしたか?
テーブルトークカフェDaydreamは、今年で15周年を迎えます。
特別企画も計画中のようなので、そちらも楽しみですね!
そして、お店の名前Daydreamは、楽しい空想です。
ここから始まる貴方の冒険が、素敵なものになりますように!
末筆ながら、岡田様にはお忙しい中お時間を頂き、心より御礼申し上げます。
テーブルトークカフェDaydreamの今後益々のご発展、心よりお祈り申し上げます。
また、最後までお付き合い頂きました皆さまにも、ありがとうございました!

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