ファンタジーの鉄板、冒険作品のスタンダード
現在数多く存在するTRPG。その走りとして当時海外から入って来たDungeones & Dragonsを元に、日本でのTRPGセッションの形を作り上げて来た「ソード・ワールド」。
その後継作として、発売から今なお根強い人気を誇るものがこの「ソード・ワールド2.0」です。
剣と魔法の世界の中で、冒険者として各地を旅をしつつ様々な依頼をこなしていく――
そんなまさに王道をゆくファンタジー作品の概要を紹介していきます。
■どんな世界観?
3本の剣が作ったとされるファンタジー世界、を舞台とした多くの自然や遺跡があり、様々な種族が日々を送る「ラクシア」。
人間やエルフ、ドワーフやタビット(兎獣人)等の多くの種族があちこちで見られる事でしょう。
そしてプレイヤーはパーティーを組んで依頼をこなしたり、まだ誰も足を踏み入れていない遺跡に向かい宝物を探したり――
共に危険や困難を乗り越えて、パーティー間の絆を深めながら敵を倒したり秘宝を手にしていくのです。
ファンタジーでおなじみのゴブリンや吸血鬼から、遺跡に現れるドゥームと呼ばれる機械兵まで……戦う事になる相手も様々。
時には、探検の中で手に入れたアイテムが後々戦う事になる強敵を倒すカギになる事や、敵の大将を退けて得た武器がそのキャラクターの代名詞になる事もあるかもしれません。
そう、まさに王道スタイルな剣と魔法のファンタジー世界を体験していくのです。
■豊富なキャラクターや技能。追加要素も
プレイヤーとして選択できる種族や技能も多種多様。
人間の戦士として前線で戦いたい、エルフのレンジャーとして罠を解除したり情報を得やすくしやすい、タビットの魔法使いで遠くの敵を攻撃したい……
他にも色々な組み合わせでキャラクターを作り上げ、成長させる事ができます。
また、サプリメントと呼ばれる追加のルールを使う事で更に選べる要素を増やす事ができます。
新しい技能を得たり、本来選べないような種族を使って旅に出たり、変わったアイテムを手に入れられるようになったり……
遊び方に更に幅が出しやすくする事ができる点も、ソード・ワールド2.0が長く楽しまれているからと言えるでしょう。
また、共にパーティーを組んだチームに名前を付けたり、名声を得て一人前の冒険者を目指す・爵位や装備を手に入れるという事も可能です。
■その日暮らしの冒険者から英雄に成長するまで――長く楽しめる作り
初めの内は、キャラクターが持っている技能も多くなく、基本的な戦い方が中心となる事でしょう。
しかし冒険(セッション)を重ね、キャラクターを成長させていくと国家や世界の存亡の鍵を握る英雄にまで上り詰める事も可能となります!
富と強さを求めたキャラクターも、名誉を得て称えられるキャラクターも――パーティーと共に過ごしながら、思うように育てていく事ができるでしょう。
■2つの大陸からなる幅広い舞台
ソード・ワールドの舞台は主に"解放されし大地"と呼ばれる、南半球に位置するテラスティア大陸が基本となります。
その大陸の中でも、あちこちの地方が設定されておりまだまだ未開の地が多く、冒険の機会は星の数ほど転がっている事でしょう。
また、冒険者達た敵として認識している、敵対的な勢力は"黄昏の大地"と呼ばれるレーゼルドーン大陸に拠を構えています。
高いレベルに成長したキャラクター達が時としてこの大陸に乗り込んでいく事や、また大陸から攻め寄って来る軍勢を相手に獅子奮迅の活躍を見せる事もあるかもしれません。
■物語を追体験するリプレイ本や物語の参考となるシナリオ集も多数
実際にプレイした内容をまとめて書籍としたリプレイ本や、セッションを行う助けになるシナリオ集の豊富さもソード・ワールド2.0の魅力の一つ。
その他にもノベライズ作品や短編集、スタートセットなどの冊子やプライズもあるのも大きい所ですね。
■ここでは紹介する事はできない魅力はまだまだ沢山!
如何でしたでしょうか?
ソード・ワールド2.0に広がるファンタジーワールド。王道を往くRPGに興味を持って頂ければ幸いです。
基本ルールブックからサプリメントに至るまで、今後は数々の要素を紹介していければと思います。