参加者同士の掛け合いによって生み出される物語を楽しむ遊びです。
例えば、あなたは演奏家だとします。
思い思いの楽器を持ち寄り、会場に向かいます。そして、同じように集った参加者たちと、楽譜に基づいて、一緒に音楽を奏でるのです。
ここで、あなたはプレイヤー(以下PLと呼ぶ)、楽器はプレイヤーキャラクター(以下PCと呼ぶ)、楽譜がルールブックになります。
楽器の種類や演奏者によって音色は変わるでしょう。その創造的な時間を共有するゲームがTRPGなのです。
【セッションの流れ】
実際にはどういう流れでやるのでしょうか。
ゲームですから、まとめ役であるゲームマスター(以下GM)が進行していきます。
GMが用意したシナリオにそって起こるイベントに、PLたちはPCとしてどう反応していくか決めていくのです。
それはすべて、参加者同士の"対話"で行われます。
GM「店の店主が困っている様子だ」
PC1「やあ、何かしたのかい?」
PC2「店主をじっくり見ています」
ここでは、物語の語り手としてGMが場面の情景を描写しています。
それにPLたちがどういう行動をとるか宣言している様子です。
これを繰り返して、参加者たちで物語を作っていくのです。
【TRPGで必要なもの】
・ルールブック
・サイコロ
・えんぴつ
・紙
「ルールブック」は土台となる世界観や進行のルールを決めるために。
「サイコロ」は話し合い以外の部分を決めるために。
結果やキャラクターシート等のメモを取るために、「えんぴつ」や「紙」が必要になります。
サイコロの結果はドラマを生み出します。
成功失敗、そこから物語はさらなる発展と興奮を私たちに与えてくれるのです。
【TRPGの世界】
あなたがPLとして降り立つ舞台は、多種多様でございます。
ドワーフやエルフが出てくるファンタジーのもの。
宇宙での冒険を描くSFもの。
超常的な力を得てしまった者の苦悩や葛藤を描くもの。
ただの人として恐ろしい出来事に立ち向かうといったもの。
エトセトラ、エトセトラ。
世界観はルールブックの数だけあります。
作品ごとにルールも特徴も違います。
気になるものから始めてみるのはいかがでしょうか?
きっと素敵な出逢いを招いてくれることでしょう。
【もっと雰囲気を知りたい】
TRPGの遊びをしている時間をセッションといいます。
その工程を文書または動画として公開しているものもあります。
それをリプレイと言います。思い出を再現しているということですね。
また、実際のTRPGを見てみるというのもよいでしょう。
「コンベンション」という、TRPGを遊ぶための場を設けたゲームイベントがございます。
そこでは、実際にルールブックとサイコロを使って遊ぶことができます。
また、最近ではインターネットを利用したオンラインセッションも増えています。
私は主にこのオンラインセッションでTRPGを遊んでいます。
掲示板やツイッターで募集されているので、飛び込んでみるのもよいでしょう。
もちろん、見学OKというところもあります。
いきなりよりはちょっとだけ・・・という場合に、企画者の方に聞いてみてください。
ここでは、一歩を踏み出せるようなお助けお助けになるようなことをお知らせしていけたらと思います。[/vc_column_text][/vc_column][/vc_row]