接客業の声掛けのギモンを元にゲーム化した作品

本郷の街を調べ、感じた事を発表するa.schoolの探究ラボ授業にて、ケイタロウさんは洋服屋でお客様が来店されたお客様に対して頻繁に声を掛けるのは何故だろう、と疑問に感じました。
そこから取材を通し、ウェブでの洋服販売サイトの登場がきっかけで接客の方針が変わったという点に着目しました。
こうして出来た作品が、店頭側とウェブ側でどれだけお客様からの満足を得られるかを競うゲーム「接客の匠」です。

接客の匠はどんな作品?

店側とウェブ側に分かれて接客を行い、接客回数を宣言しつつお客様の満足度を高めていく対戦型のゲームです。
お客様の希望する回数以内の声掛けで満足度のポイントを貯めていき、より多くのお客様の満足を得る事が目的となります。
先行は必ずお店側となりますが、ウェブ側は店側が接客を失敗したお客様カードに対して何度かアプローチを掛ける事が可能です。
これはお店での購入を逃した人はウェブ購入を考えますが、ウェブ購入を諦めた人はお店に足を運ぶ事に中々ならない……という取材結果をゲームに落とし込んだ部分となっています。

プレイ時間は10分前後。毎回変わる客層も面白さのポイント

本ゲームは2、4、6人の偶数人で遊ぶ対戦型のゲームとなっています。
店側のお客様カードが27枚、ウェブ側のお客様カードが25枚収録され、1ゲームではそれぞれ15枚ずつ使用するので、客層となるカード山の内容やイベントもその都度変わってくる事でしょう。
1ゲームがさっくり終われるので、何かの合間に軽く挟める形で遊べそうですね。

お客様への適切な接客に挑戦!「接客の匠」の遊び方

洋服屋やインターネット販売を捉えながら、独自の形に落とし込んだこの作品。
ここではその遊び方を紹介します。

プレイを始める為の準備

青色の店頭側お客様カードと、赤色のウェブ側お客様カードをそれぞれシャッフルし、上から15枚裏向きのまま取ります。
この15枚がそれぞれの陣営が引くカードの山札となります。
残りのカードは使用しないので、箱の中に戻しておきましょう。
その後、チームの内訳と、どちらを店側(先攻)にするかをじゃんけん等で決めれば準備完了です。

店側陣営からゲームスタート

まずは店側のプレイヤーが、1から4までの接客回数を宣言します。
その後カードを1枚引き、ウェブ側プレイヤーに見えないように確認します。
ノーマルカードを引いた場合は、カードに書かれている青い数字と宣言した数字を比べ、宣言した数がカード数字と同じか小さい場合に得点を獲得します。得点の増え方は、カードに書かれた内容に沿う形になります。
宣言した数がカードの数字よりも多かった場合は得点になりません。
この時、ウェブ側のプレイヤーは1ゲーム中3回まで、店側が失敗したお客様カードに対して即座に接客回数の宣言を行う事が可能です。
この宣言が成功した場合はウェブ側のプレイヤーの得点として換算されます。

ウェブ側の手番へ。プレイの違いに注意!

その後、ウェブ側のプレイヤーに手番が移ります。
基本的にウェブ側のプレイヤーも店側のプレイヤーと同様に、接客回数を宣言し、赤い色のお客様カードを引いて書かれている赤い数字と宣言数を比較します。
店側プレイヤーとは違い、接客に失敗した場合に店側がウェブ側のプレイヤーの引いたカードに対して接客に挑戦する事はできません。

カードの隅を並べて点数チェック

獲得したカードの得点は四隅に書かれていて、写真のように数字の部分をずらして並べる事で、得点が数えやすくなっています。
交互に手番を繰り返して、どちらかの山札が無くなった時点で得点を数えていきます。
獲得したポイントが多い側が勝ちとなります。

ピンチもチャンスも起こるかも?イベントカードを引いた場合

接客を行った時にイベントカードが出た場合、書かれている内容を即座に行います。
店側、ウェブ側の中でイベントカードはそれぞれ5枚ずつ収録されていて、1度のゲームの中で全部入るとは限りません。
引いた側にとっていい効果もあれば、次の手番が休みになるような効果もあるので逆転のチャンスにも十分なる事でしょう。

実際に「接客の匠」をプレイしてみた

今回は最少プレイ人数となる2人対戦を行いました。
こちらが店側、お相手がウェブ側としてゲームスタートです。
最初は手始めに2回と少なめの宣言をしたところ、高い得点のカードを獲得した所です。
一方でお相手はデメリット系のイベントカードを引いてしまいます……が、そこまでの効果とならず。
一回休み程度の被害で済んだところです。
数巡してこちらは順調に数字を伸ばすものの、宣言失敗のカードを少し奪われている状態です。
お相手は自分で捲った時の宣言が中々当たらない状況、それでもゲームは進んでいきます。
そしてまたもやウェブ側に、デメリット系のイベントカードが捲れてきます。
これで1回休み、こちらは一層得点を重ねにいきます。
その先どのように進んでいったかといいますと……

お相手側に高得点のカードが立て続けに捲れていき、追い上げが始まります!
こちらも負けじと高めを宣言するものの、デメリットのイベントカードを引いてしまい……
最初に開いていた点差がどんどん詰められてギリギリの勝負に。
どちらが勝ってもおかしくない状況、残り枚数も後僅か。
最初に山札が尽きたのは――
相手側の山札でした。
そして最後の集計を行った結果……
店側25点、ウェブ側27点と最後の最後で逆転となりました。
結果としては負けてしまったものの、最後の最後まで読めないゲームとなりました。

実際にプレイしてみて

1戦がサクサク終わるお手軽さはとても軽快に感じました。
店側はいかに相手に奪われないように回数を宣言するか、或いは失敗した時に奪われるリスクをどう考えるかがゲームの鍵と感じました。
ウェブ側は、店側が失敗したカードが大したカードでない場合もあるので獲得するかしないかの判断も悩ましく、またワクワクするのかなと思います。
ちょっと空いた時間にさっくりとプレイできるような、そんなお手軽さを感じるゲームでした。

製品情報・今回の執筆にあたって

商品名:接客の匠
価格:2500円
制作協力:ゲーミフィジャパン,a.school

株式会社a.school様
取材の申し込みに応じて頂きました。
ありがとうございます。
教育とゲームが合わさり良い影響があると感じることが出来ました。
これからも応援しています。

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