子供達が社会に出て発信したり作り出す力を育てる「a.school」

子供達が『探究ラボ』の授業結果を発表する、a.schoolの新たな試み

今年で開業4年目になる、探究・創造・協働のサイクルを維持して「学び続ける力」を養う探究・創造型の塾、a.school(エイスクール)
様々な学びの機会を通して子供達の成長をサポートするという目的として、探究ラボという授業に力を入れ、展開しています。
その中で様々な活動を発表しているのですが、今回はその中でも大きな取り組みとして子供達が取材をした結果をゲームとするという試みが行われました。

a.schoolとは何か?それは子供達の発想や気付きの力を引き出す探究・創造型学習塾

学校の点数を上げるというものではなく、「学ぶ意欲」「学び続ける力」を育むという新しいタイプの学習塾。
子供達の抱いた興味や疑問から探究をはじめ、自らが思った事、感じた事を発表し形にするというアウトプット型の学び『アクティブラーニング』を推進しています。
特に自ら進んで街に出掛け、学びの相乗効果や他者との協働体験を通じて社会と関わりを持ち共に学んでいくというスタイルの運営を行っています。
また、国語、数学、英語といった科目クラスでも身近な生活との係わりを深め、より実践的なスキルを身に着ける事を目的としています。

探究ラボの新たな授業取り組み「地域を取材し、伝えたい内容をゲームとして発表する」

2016年4月から行われた、全16回に渡る授業内容は「本郷の街を取材して、抱いた疑問に対して調べた結果をアウトプットする」というものでした。
子供達が取材を通して地域との交流を深め、また感じた事や抱いた疑問を、今回ゲームとして発表する事でより学び続ける力を高めるというものです。
そして今回、塾内での成果発表の末に選ばれた4作品を製品化し、子供達が実際に販売・試遊スペースでの案内を行うという初の試みが行われました。

◆ゲームマーケット2016秋に出展。岩田氏に話を聞く

今回は、塾内で全16回の長期にわたる授業を行い、塾内発表会を通し4つの意欲溢れる作品が商品化されました。
作品制作にあたっては、「ゲーム性を持って課題を解決する」という方針を掲げるゲーミフィジャパン様の協力で、授業後半の3回に渡りワークショップを実施されました。
子供達自らが考えて工夫を凝らした末に、ゲームマーケットにて頒布された作品の完成に繋げています。

またクラウドファンディングを用いて多くの方々の協力を得て、実際に子供達が試遊場で紹介を行い、また販売を行っていました。
此度の活動や参加について、また今後の展開についてa.school代表の岩田氏にお話を伺いました。

■今回の企画について

――本日は宜しくお願い致します。まずはa.schoolの概要と、今回の企画についてお聞かせ下さい。

[speech_bubble type="drop" subtype="L1" icon="aschool.jpg" name="岩田氏"] うちは学校の勉強の点数を上げようとかではなくて、社会に出て必要な、例えば自分の頭で考えて発信したり何か作り出したりするような力を鍛えようというような、ちょっと変わった塾をしております。春学期(2016年4月〜7月)は「まち」をテーマに、本郷の街に出て行って探究して、自分が気になった不思議や発見をカードゲームの試作品という形で表現して発表しました。十数名が取り組んだうち優秀賞を取った4名が、夏以降にカードゲームを製品化して、この12月には実際に販売も経験しました。 [/speech_bubble]
・ゲーミフィジャパン様との協力とクラウドファンディングの活動
[speech_bubble type="drop" subtype="L1" icon="aschool.jpg" name="岩田氏"]ゲーミフィジャパンさんには、ワークショップのゲスト講師としてご協力頂いたのですが、夏以降の製品化に際しては、私たちが後方支援にまわる形で、彼らと子供達が一緒になって取り組みました。8月頃からクラウドファンディングでお金を集めて制作して、秋口には印刷にかけ、12月の今こうして販売が出来ると。[/speech_bubble]

――では、普段は塾の先生と言う事ですか?

[speech_bubble type="drop" subtype="L1" icon="aschool.jpg" name="岩田氏"]はい。代表として塾を経営しながら、現場で教鞭もとっています。[/speech_bubble]
・いつも遊んでいるものを『創る』事で学びに繋がる

――アナログゲームとして作ろうとしたきっかけについて教えて下さい。

[speech_bubble type="drop" subtype="L1" icon="aschool.jpg" name="岩田氏"]きっかけは子供達自身が馴染みの深いものが良いんじゃないかと考えたことで、またゲーミフィジャパン様と知り合うご縁があったということが一番大きいですね。子供達はよく何かで遊びますよね。トランプだったり、色んなカードゲームやボードゲームをしますが、それを自ら「創る」ということは稀だと思うんですよね。遊んでるだけじゃなくて創ってみる事でその面白さや難しさ、コンセプトをゼロから考えてみることの学びもあるし、創ったら子供同士で遊べるし、いつも遊んでいるものが遊ぶだけでなく創る事が出来ると言う事自体が学びとしてもいいと言う事で選びました。[/speech_bubble]

――ゲームを作り出す体験を経て子供達の発想をどんどん高めながら皆で遊びながら新しい事を始められるという事でしょうか?

[speech_bubble type="drop" subtype="L1" icon="aschool.jpg" name="岩田氏"]そうですね。『探究ラボ』という授業では、毎回、、扱うテーマとアウトプットする手段を組み合わせて設計しています。4~7月の期間は街とカードゲーム、9~12月の期間はマイノリティとメディアと言う事で動画を子供達が作ったり、写真を使ったメディアを作ったりしています。扱うテーマとアウトプットする方法を毎回変えて、色んな形で表現できるように幅を広げている、という学びの形です。[/speech_bubble]

――好奇心の塊ですものね。

[speech_bubble type="drop" subtype="L1" icon="aschool.jpg" name="岩田氏"]小学生は本来高いエネルギーを持っていると思うので、そのエネルギーを表現者として活かす事ができるかな、と考えて学びをつくっています。[/speech_bubble]

――今度はメディアとして自分たちから色んな手段を使って地域に発信する事を行うということですね。

[speech_bubble type="drop" subtype="L1" icon="aschool.jpg" name="岩田氏"]今度は地域というより、オンラインなどで――世界とまでは言わないですけれども、色々な人に見て頂きたいですね。[/speech_bubble]
・地域との協力、そしてその活性化へ

――地域の方の取材を最初に持ちかけた時の反応についてお聞かせ下さい。

[speech_bubble type="drop" subtype="L1" icon="aschool.jpg" name="岩田氏"]『街ing本郷』という、地域や商店街の活性化に取り組むNPOの方々とお話する機会がありました。その方々曰く、最近、子供達や若いお父さん・お母さんと街の接点が少ないとのことでした。街の方も、若い方と会いたいと思っても中々会えないし、お店に来てくれる方も高齢化していて、「若い世代と接点を作りたい」という思いもあり、「是非、私たちの塾とコラボして、学びを作りたい」、となりました。a.schoolの子供達がお魚屋さんにインタビューに行ってお魚を買ったりしましたが、子供が来るとお店にも活気が出ますし、子供達もお店の人とつながります。そういった接点が出来ることがお互いにとって良かったと、お店の皆さんもNPOの皆さんも思って頂いてると思います。子供と街々がつながる種が出来たなと言う実感はありました。[/speech_bubble]

――子供や保護者さんも取材に入っていく中でゲーム作りとは別により興味を持った子もいたという事でしょうか?

[speech_bubble type="drop" subtype="L1" icon="aschool.jpg" name="岩田氏"]そうですね。平日だけではなく、土曜日のフィールドワークでは保護者の方に一緒に来ていただきました。インタビューをしながら店に行き保護者さんとしても気付きがあったと思います。和菓子屋さんに行ったり、ジュエリーショップに行ったり、薬屋さんに行ったり、医療器具屋さんに行ったりだとか。和菓子屋で職人の仕事に面白いと思ったり、和菓子自体が好きになった女の子だったり、地域のお年寄りの方と大学生が一緒に暮らすというプロジェクトがあって、おじいちゃんが好きな子がそれに興味を持ったりですとか。1人1人街について興味を持つ切り口が違って面白かったです。[/speech_bubble]
・ゲームマーケットでの手応え

――今回作った商品のこれからの展開について伺わせて下さい。

[speech_bubble type="drop" subtype="L1" icon="aschool.jpg" name="岩田氏"]今回の販売会で在庫が発生すれば、オンラインで販売する予定です。今回クラウドファンディングで4作品を50個ずつ、合計200個を作りました。これが完売したら増刷するかどうかは彼ら(小中学生)本人やご家庭とゲーミフィジャパン様で話し合ってどうするかを決定したいと思います。まずは4作品50個ずつ、今日の販売会とオンラインで売れるように頑張ります。[/speech_bubble]

――どうですか、今日の売れ行きは。

[speech_bubble type="drop" subtype="L1" icon="aschool.jpg" name="岩田氏"]今日は午前中に20個位売れて、好調ですね。職人の恰好をする子が居たりとか、皆工夫しています。試遊スペースでは子供が商品説明や試遊したい人の対応をしていて、来場者の方も、ちょっと覗いてみようかなと思われるようです。子供が作った作品ということもあり、荒々しい部分が逆に面白かったり、意外性があったりして楽しんで頂いています。少しずつですけれど販売は順調かな、と。[/speech_bubble]

――先程も試遊場で「お前のゲーム面白いな!」という子供の声も上がりましたし、話の盛り上がりが出てくるという事ですね。

[speech_bubble type="drop" subtype="L1" icon="aschool.jpg" name="岩田氏"]来週もカードゲームのお披露目会を行いますし、制作者の子供たちも、友達にも紹介しやすいと思います。これが高校生の活動なら、オンラインメディア等の方が、こういうものを作ったと言いやすいかも知れませんが、小学生だと、目に見えるカードゲームの方が、可愛いらしいですし、友達ともやり取りしやすいかなと思っています。[/speech_bubble]

■塾内のコンテストについて

――今回は4点の販売になりましたけれど。塾内でのコンテストでは地域の方も呼んだと思うのですが、実際どれくらいの種類のゲームが参加できましたか?

[speech_bubble type="drop" subtype="L1" icon="aschool.jpg" name="岩田氏"]2クラスで14人が1人1作品を作って、全員発表を行いました。その中で商品化に挑戦する4人が選ばれました。カードゲームの発表会というのも実施しましたが、40~50人くらいの、幅広い世代の人が集まって下さいました。[/speech_bubble]

――実際に取材をした人に遊んで頂いたと言う事ですね?

[speech_bubble type="drop" subtype="L1" icon="aschool.jpg" name="岩田氏"]どんなものを作ったかとか、作ったカードゲームで実際に遊んでみてどうだったのかという発表を、手書きのプレゼンテーションでお伝えしました。[/speech_bubble]

――そしてその中で優秀なものが、今回ゲーミフィジャパン様の協力で製品になったのですね。

[speech_bubble type="drop" subtype="L1" icon="aschool.jpg" name="岩田氏"]ゲーミフィジャパンさんとご一緒に、様々な軸で審査しました。街に行って得た学びの深さ、コンセプトに対する自分の想いの強さ、それらをどれだけ実際にゲームに落とし込めたか、大人が作られないユニーク性があるか等の観点で、製品化するカードゲームを決めました。[/speech_bubble]
・ゲーミフィジャパン様との会議を経て
[speech_bubble type="drop" subtype="L1" icon="aschool.jpg" name="岩田氏"]ゲーミフィジャパンさんとしても子供達のクリエイターの作品は珍しく、初めてのケースであり、こういうクリエイターを増やしたいという話を一緒にしていました。[/speech_bubble]

――コンテスト内で、ゲーミフィジャパン様との他の参加者との視点で違うような所はありましたか?

[speech_bubble type="drop" subtype="L1" icon="aschool.jpg" name="岩田氏"]ほぼ一緒で、大きな方向性に違いは無かったですね。最後の審査だけではなく、ゲーミフィジャパンさんには、ゲーム作りを子供に教えて頂く所もワークショップを共同実施し、全15回の内、最後のカードゲーム作りに関しての4〜5回の授業はご一緒に実施しました。その結果、「これはいいね」という判断基準は共有させて頂いていました。審査ポイントとしては、ゲームとしてのユニークさなどに加えて、a.schoolのスタッフに関しては、学びのプロセスもきめ細かく見ているので、この子は試行錯誤してここまで来たと言うところも加味した視点で見ていました。製品化するかどうかギリギリのラインにいた子もおりましたが、そこはお互いに議論して、最終的に製品化するかどうかを決めましたね。[/speech_bubble]
・全員が形にした13程の作品

――子供達の作ったものについてはいずれも完成度が高かったのでしょうか?

[speech_bubble type="drop" subtype="L1" icon="aschool.jpg" name="岩田氏"]カードゲームを製品化した4人の完成度は高かったです。7割くらいの子はコンセプトからルールまで仕上げている状況でしたが、3割くらいの子は、コンセプトは凄いんだけれどルールまで落とし込めなかった等、今一歩の部分もありました。カードゲームを作るということ自体が難しい挑戦ではありますので。でも、何とか全員形にするという意味では、作り切ることが出来ました。[/speech_bubble]

――作り切った事が一番凄いですね。何か作る時はどこかしらでつまずいて流れたりする事は多いですし。

[speech_bubble type="drop" subtype="L1" icon="aschool.jpg" name="岩田氏"]製品化出来なかった子にとっても、いい経験になったのではと思っています。ギリギリで製品化出来なかった子には、惜しい、悔しいなという気持ちが正直なところあったのではと思っており、どこかで線引きをしないといけないという意味で、僕たちも心苦しかったです。ただ、ギリギリで製品化出来なかった子とか、ルールまで落とし込み切れなかった子も、発表会に来て下さる地域の方、保護者の方が、子供達の作品について、ここまでよく頑張ったね、こういう所がいいね、と温かいコメントを下さったので、塾として非常に応援して頂いているなと感じました。とてもありがたいです。[/speech_bubble]

――ギリギリで落ちた子の作品も、例えばクラウドファンディング等で独自に造る事が出来る程のレベルになってるという事でしょうか?

[speech_bubble type="drop" subtype="L1" icon="aschool.jpg" name="岩田氏"]そうですね。後は、カードゲームを製品化する際に、ゲーミフィジャパンさんに学びながら一緒に制作する必要があり、そこに関われる人数は必然的に限られます。その辺りの事情もあり、選ばないといけないのは難しかったですね。[/speech_bubble]
・より活動に繋がる点への発展を

――実際子供達が作り上げたものを小学校等に紹介できたりすると、今まで無かった新しいアプローチで繋がりや提携など色々出来たりするといいかなと思いますが。

[speech_bubble type="drop" subtype="L1" icon="aschool.jpg" name="岩田氏"]カードゲーム自体の紹介というより、こういった学びの形を通常の学校にご紹介することは是非やっていきたいと思います。人数の多い通常の学校では、質を深めながら1人1作品を作るのは流石に難しいかも知れませんが、クラスの中でチームを組んで何個かカードゲームを作るとか、そういうアレンジを利かせられれば、導入出来ると思います。a.schoolとしては、はやはり個人の想い、アクションを大切にしていきたいので、私教育の塾だからこそ自由度と柔軟性を活かして、1人ひとりの活動、数人の少人数チームでの活動をどんどん実施していけたらと思っています。[/speech_bubble]

――そこは塾の形態だからこそできるという事ですね。

[speech_bubble type="drop" subtype="L1" icon="aschool.jpg" name="岩田氏"]学校の授業だとやはり人数が凄い多いですし、学習指導要領や、新規性の高いことに取り組むハードルもある中で、どうしてもやれる範囲が限定されてしまいます。a.schoolの場合、そのハードルはありません。保護者の方に賛同さえ頂ければ、今回のように「学びの結果を製品化して販売する」といったチャレンジも出来ます。学校でないからこそ出来る自由な取り組みを、これからもやっていきたいと思いますね。[/speech_bubble]

――学校でも多目的の時間で取り入れたものを活用し紹介して、別の地域の人でも興味を持ってアウトプット型の活動を実際に発信する事が増えて来るといいですよね。

[speech_bubble type="drop" subtype="L1" icon="aschool.jpg" name="岩田氏"]確かに、遊んでもらいながら学んで貰うと言うのもいいですよね。カードゲーム等を創るのは難しくても、まずはこんな風に作ったんだよと言うのを感じて貰うことから始められれば良いのではと思います。[/speech_bubble]
・学びと刺激のもたらす好循環

――活性化している良いイベントは皆のやる気や意欲になりますね。

[speech_bubble type="drop" subtype="L1" icon="aschool.jpg" name="岩田氏"]作って商品ができるというのもいいんですけれど、それが売れて、他の人から反応が貰えると言う事が凄く学びになるし、刺激になると思います。こういう所に出てくると、私たち大人も、気が引き締まりますね。[/speech_bubble]

――今回は商店街で実際に販売とか、色々な事をしている人達を取材をする事で売買についても見てますし、今度は自分たちがゲームを作り販売する事にも繋がって、学んだ事が1から10まで生きているという事ですね。

[speech_bubble type="drop" subtype="L1" icon="aschool.jpg" name="岩田氏"]なるほど、確かにそうかもしれないですね。職人の方ですとか、商店街の方々のお仕事をその目で見てきたからこそ、感じ、学びを深められた部分もあるでしょうね。[/speech_bubble]

■今後の展開について

・来年に向けての意欲

――来年の学生が、また新しいゲームが作っていく事になるのでしょうか?

[speech_bubble type="drop" subtype="L1" icon="aschool.jpg" name="岩田氏"]来年同じようなテーマでやるかは分からないですが、カードゲームというのは、こういうものが作りたいという方向性を決めた後に、どんなルールにしようか、どんなデザインにしようかと、細かく詰めていくと商品作りのプロセスが凄く大変です。しかし、だからこそ、自分の想いを形にするというのには凄くいいツールだと思ったので、今後もやっていきたいとは思います。今日も子供達の友達がいいね、とか作りたい、とか言ってくれていましたので、その輪が広がり、子供達のクリエイターが増えるといいな、と思います。[/speech_bubble]

――これも教育体験ですよね。教育ビデオを30分間観るよりも余程いいなと。大人だけでなく、子供に対してこれで遊ぼう、と働きかける事もできますし。

[speech_bubble type="drop" subtype="L1" icon="aschool.jpg" name="岩田氏"]友達に紹介する時にもストーリーも含めて伝えられるので、そこは凄く良いと思います。ゲームを遊ぶだけでは、どこまで伝わるのかは分かりませんけれど、クラウドファンディングでご購入頂いた方にはストーリーブックを一緒にお渡ししています。そういうものもご覧頂き、ストーリーとカードゲームのおもしろさが、一緒に伝わると凄くいいと思います。[/speech_bubble]

――今後もゲーミフィジャパン様と共同で行っていくケースも出て来るのでしょうか?

[speech_bubble type="drop" subtype="L1" icon="aschool.jpg" name="岩田氏"]私たちも色んな経験をさせてあげたいので、ゲーム作りをやったら今度はメディアを作ろうとか、学校の教材を作ってみようとか、研究発表をしてみようとか、様々な活動に取り組みます。今回は、それがゲームを作るという活動でした。それが凄くいい学びの機会であると同時に、アウトプットの方法だったと思うので、どれくらいの頻度でやれるかは分からないですけれど、今後もやりたいとは思います。[/speech_bubble]
・塾ならではの個人を引き立てる活動へ

――多くの方々が参加するイベントはゲームマーケットに限らず色々あるので。他の様々なイベントにも積極的に参加すると色々話が広がりますよね。

[speech_bubble type="drop" subtype="L1" icon="aschool.jpg" name="岩田氏"]そうですね、それは本当仰る通りです。ただ自分たちの教室空間で学ぶだけじゃなくて外に出てみると、子供達も凄い楽しそうに学びます。今日が、まさにその良い例で、カードゲームが売れたら凄く嬉しいし、一緒に遊んで下さる来場者の方の反応を見ることも、子供達にとっては「アクションした結果、こういう反応が返ってくるんだ」といういい学びの経験になります。これからも、出来るだけ外の世界に出て行って学ぶ経験を増やせればと思います。[/speech_bubble]

ゲームマーケット2016秋では42個が売れたとの事です。
子供達が売れた時の喜びや、いいねと言って貰えても売れなかった時の難しさを実際に体験して、更なる成長に繋がった事でしょう。

制作者達の生の声をお届け致します!

この後試遊ブースに移動をしまして、この記事筆者こと三架月が実際に商品を見ながら制作者の方々の内、『和札』『老人あつめ様』『職人トレジャー』を制作した3名のクリエイターに取材をさせて頂きました。
それぞれの作品について、1つずつの記事として作品紹介を交えて紹介をして参ります。

今回の執筆にあたって

株式会社a.school様
取材の申し込みに応じて頂きました。
ありがとうございます。
教育とゲームが合わさり良い影響があると感じることが出来ました。
これからも応援しています。

合同会社ゲーミフィジャパン様
ゲームを用いた課題解決の手法を取られている会社です。
取材にあたりブースの一角を使わせて頂きました。
ありがとうございます。
今後も素敵な作品が登場する事を楽しみにしています。

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