先日、簡易衣装を作ったのには理由があります。
2月4日に、千葉県は印西市にあるサバイバルゲームフィールドで開催された、第4回目の「ゆるLARP」に参加するためでした!
早速その体験を皆さまにお知らせいたしますね!
ゆるLARPとは
2016年4月9日に第1回目のゆるLARPが開催され、以後不定期に、今回で4回目になります。
LARPの醍醐味でもある演技戦闘に特化し、最初は公園でやっていましたが、見た目や規模を大きくしたいという思いもあり、現在ではサバイバルゲームフィールドを借りての開催となっています。
今回の開催場所は、サバイバルゲームフィールド・ユニオンM.E.T。
京成線酒々井駅から無料の送迎バスが出ています。
早速駅に降り立った!
今回は折角送迎バスがあるとのことでしたので、電車で参加しました。
酒々井駅に着いたら、有志の方が作ってくださった素敵なフラッグが♪
バスを待つ間から、ちょっとテンションが上がっていくのと同時に、初めての参加でドキドキした気持ちも抱えつつ、そわそわしておりました。
何しろ、わたくし、自他ともに認める極度の運動音痴でございまして、皆さまに混ざって遊べるか、とても不安があったのです。
会場に着いた!
会場に着くと、既に車で到着している方もたくさん。
後からの送迎バスも合わせて、総勢38名が集まりました!
そのうち、半数以上が私も含めて初めての参加者。
皆さん、ツイッター情報や以前の開催に参加された方の紹介などで開催を知ったようです。
早速準備
サバイバルゲームフィールドに行ったのは初めてでしたので、勝手が判らなかったのですが、屋根のある一角にテーブルと椅子がたくさん並んでおり、そこに荷物を置いて、受付をします。
受付では安全面などに関する同意書の確認と直筆サイン、参加費を払って指定冒険者登録証を頂きます。
その後、思い思いに着替えたり着替えなかったり。
全体的に何となくファンタジーっぽい感じにはなっていましたが、毛皮を着こんだオオカミさん、カッコいい鎧を作ってきていた方から貫頭衣の方、マントを羽織った方、シスターさんにメイドさん、はたまた普段着の方など、皆さま本当に様々で。
私も先日作った古代ローマ風の赤い布を纏いました☆
武器は、自作したものを持ち込んだり、持っていない方は主催さんや有志の方が用意してくれていた様々な武器を吟味したり。
ちなみに私は、ビニールボール(魔法)を28個用意。
ちょっと間抜けな笑顔が描かれている、当たったら軽くイラッとしそうなボールですが、安全チェックも無事に通過いたしました。
安全チェックと言うのは、持ち込み武器には、1つずつチェックが入るのです。
これは参加者の事故を可能な限り防ぐための手段として、安全面を考慮しているからで、基本的に柔らかい素材で作られた、叩き合っても痛くない武器に限定されます。
それでも皆さま本当に工夫して武器も自作されている方が多く、メイドさんのコスプレに箒という出で立ちや、ストローで矢を作った弓矢、大きな鎌や、柄にバイオBB弾(大魔法)を仕込んだ剣など、どれも感心する武器ばかりでした。
そして、レンタル装備を運ぶのを手伝いつつ、実際に遊ぶフィールドに移動します。
全員で準備体操、その後練習
ゆるLARPは演技戦闘に特化したイベントです。
実際にサバイバルゲームフィールドを剣や弓、魔法などを持って走り回り、いわゆるチャンバラごっこを繰り広げます。
ですので、準備運動はしっかりと行います。
その後、安全にチャンバラごっこをするためのルール説明がされ、ゆるLARPの経験者と初参加の人に分かれて、実際に1対1の演技戦闘の練習タイムが入ります。
魔法使いのつもりでいましたが、折角なのでペアを組み、私も剣を扱う練習をしてみました。
運動神経が悪いのと、体力がないのと、普段の運動不足から、予想以上に動けません。
それでも、安全を考慮したルールと、安全な武装でのチャンバラごっこ練習は、早く実際のゲームをしてみたい!と思わせるには十分でした!
実際に遊ぶ!!
まず、2チームに別れました。
そして、お互いの殲滅戦が開始されます。
準備が出来ると、お互いのリーダーが笛を吹き、その後開戦合図の角笛の音がフィールドに響きます。
いざ出陣!!
ゆるLARPには職業設定がありました。
それぞれの職業に特徴があります。
例えば騎士だと盾と剣を持つことが出来るけれど走れない、魔法使いは80cm以下の武器しか扱えない、など。
私は剣の練習もしましたが、折角ボール(魔法)を持ち込んだので、魔法使いになりました。
ボールの魔法は、30文字以上の呪文の詠唱が必要になります。
30文字以上なら何でも良いので、好きな歌の歌詞をそのまま使いました。
そして呪文発動コマンドはネメシス!(これも歌詞の1部なのです)
呪文を唱えた後、ネメシス!と言いながら実際にボールを投げて、当たれば1ヒットになるのですが・・・・残念ながら、私が投げるボールはことごとく外れ、1日魔法使いで遊んでいて、人に当たったのは1回だけ(苦笑)
忘れていたわけではないのですが、私は投擲も苦手なのです。
そんなわけで最初の殲滅戦では、あっさりと切り付けれらて、フィールド内に設定された死体置き場に速やかに移動する結果に。
殲滅戦を2回遊び、フラッグ戦(相手の陣地にあるボタンを先に押したチームの勝ち)を3回やって、お昼ご飯。
事前に予約していたカレーを頂きました♪
トッピングにコロッケもつけました☆
美味しかったです、もぐもぐ。
おもむろに展開されるフリーマーケット
お昼ご飯を食べ終わって一息ついたら、テーブルの一角がフリーマーケット会場になっていました。
有志の皆さまが持ち込んだ、安全に遊べる武器や防具、アクセサリーなど、様々な品物が並んでいます。
こういう時、お財布の紐が緩みっぱなしになる私は、投げられる手斧と投げナイフ3本、弾弓をお買い上げ。
午後から、ゲームを始める前に、これまた有志の方が講師をしてくれ、弓の扱い方を教えてもらいました。
・・・が、ここでもやっぱり弾が思った方向に飛ばず。
折角買った弾弓ですが、今回のゆるLARPでは出番なしになってしまいました。
次の開催までに練習しなければ!!
休憩も楽しみ方も自由に気兼ねなく
ゲームはまた趣旨を変え、宝探しの回になりましたが、ちょっと疲れた私は途中で休憩。
有志の方が持ち込んで下さった温かいハニージンジャーを頂きながら、ほっと一息。
フィールドで遊んでいる楽しそうな声が、休憩所まで聞こえてきます。
暫く休んでから、フィールドに戻ると、皆さまが「おかえり~」と迎えてくれました♪
殆どの人が初対面でしたが、皆さま優しい!!
優しいと言えば、そうなのです、私ずっと運動音痴を主張してまいりましたが、本当に運動音痴でも、このチャンバラごっこは楽しむことが出来るのです!
勿論、素敵な運動神経と体力と、ちょっとした技術をお持ちなら、フィールドを全力で走り回ったり切り合ったりし続けられるでしょう。
でも、そんな素敵なものが何一つなくっても、自分のペースで遊べて、更に自然に楽しめるのです。
誰1人として、運動音痴&体力のなさからあまり動けないことを責める人はいませんでしたし、へなちょこボールの投擲も、守りきれなかったフラッグも、笑って流してくれる度量がありました。
残念な私でも活躍できる!
魔法使いをしていて、私が1番活躍できたのは、戦線離脱した人を生き返らせる蘇生の魔法を持っていたところでしょうか。
チームに4回、そのチャンスがありました。
そして、蘇生の魔法を使えるのは魔法使いだけです。
同じチームのシスターさんも魔法使いをやっていたので、2人で2回ずつ分けて蘇生の魔法を持ちました。
蘇生魔法を持ったまま切りつけられて死んでしまったとき、シスターさんが私を生き返らせてくれました。
復活の呪文は20文字以上、これはとあるRPGで蘇生するときに神官に言われるセリフをほぼそのまま使いました。
そんなセリフで早速2名を復活させて3人で戦場に戻り。
2名はすごく活躍してくれました!
1名は私を守りながら戦線を構築してくれ、私はその人の後ろでへなちょこ魔法を投げ。
もう1名は、最終的には負けてしまったのですが、良いところまで相手チームを追いつめてくれました!
そのころには私は再び倒れてしまい、死体置き場から戦場を見ていたのですが、熱い戦いを繰り広げてくれて、見ているだけでもはらはらわくわく楽しくて。
最後のゲームは、記憶が確かなら16時ごろに終わったのですが、朝から夕方までの時間は、本当にあっという間に過ぎていて、とても楽しく、充実したものでした。
実際に参加した皆さまの声
38名全員に、と言うわけにはいかなかったのですが、ゲームの後、ちょっとしたアンケートにご協力いただきました。
実際に参加してみていかがでしたか?ゆるLARPの魅力は何ですか?と言う質問に、快く答えてくれた方がたくさんいて、ここでも皆さまの優しさに触れました。
ありがとうございます!
その生の声をいくつかご紹介しましょう。
「レンタル武器がとても豊富で手ぶらで来るもよし、衣装や装備やらを作り込んでくるもよし。いろんな人がいろんな楽しみ方をできるところが魅力的。」
こちら、複数の方から同じご意見を頂きましたが、大事だと思います。いろんな人がいろんな楽しみ方をできるところ。
「アニメやゲームで憧れた『時代文化考証を無視した通称ロマン武器』で遊べることが魅力的。」
そう!武器も魔法もロマンです!ゆるLARPにはロマンがいっぱい詰まっています!!
「走って、切っての非日常感が楽しい!」
確かに!なかなかないですもんね!
「広いスペースで周囲を気にせず遊びまわれること。」
これも本当そうです。大人が真剣に外で走り回って遊べるんですよ?すごく魅力的ですよね!
「1日中チャンバラごっこで遊べること。」
こう言われると、どれだけチャンバラごっこ好きなのでしょうか?ってちょっとだけ考えてしまいますが、大人になってから夢中になってチャンバラをすることって、ほぼないですもんね!
「想像以上に走り回った。」
サバイバルゲームの経験者さんだそうです、確かに銃を使ったサバイバルゲームと違い、接近戦が主になりますから、走り回りますよね。
「クラス制の導入で、クラスごとに弱点があるのも、技量の有利不利を軽減させていて、ゲーム性を作っている。」
複数の方から、一般論で体力的に男性よりも劣る女性でも活躍できるのが良い、と言う声を頂いております。私も接近戦のみだったら、参加をためらったかも知れません。
「開始前に一言でも良いから自己紹介の時間が欲しかった。初参加でほとんどの人を知らないので、不安に感じてしまった。遊び始めたら楽しかったけれども。」
なるほど、確かに。38名参加していたので、主催さん側判断で自己紹介をしている時間を省いたようですが、私も初参加で、ほとんどの人を知らなかったので、そこは省かないで欲しいと言う気持ち、判ります。
「フリーマーケットもあって、ただ戦闘するだけじゃないところも良かった。」
フリーマーケット、魅力的なものがいっぱいで見ているだけでも楽しかったですよね!
「楽しかった!またやるなら必ず参加したい!」
そうですね!ヒトコトで総括するなら私も同じ感想です!!
第4回ゆるLARP、無事に終了いたしました!
走って転んで、擦り傷を作った方はいらっしゃいましたが、有志の方が消毒液や絆創膏、ガーゼなどを持っていて手当をしてくれ、特別大きな事故もなく、無事に第4回ゆるLARPは終了しました。
酒々井駅までの送迎バスに再び乗り込み、解散です。
ゆるLARPは不定期開催ですが、また次回もあると信じています!
主観で書いた体験記ではありますが、如何でしたでしょうか?
少しでも楽しさが伝われば良いのですが!
末筆ながら、主催の槍さんには、この度記事にすることを快諾下さいましたこと、心より厚く御礼申し上げますと共に、主催イベントゆるLARPの今後益々のご発展をお祈りいたします。
なお、槍さんには来たる2017年2月26日(日)に開催される、「LARP武器作成講座」の講師も務めて頂く予定です!
折角の機会ですので、この講座に参加して、次回開催時には、あなただけのオリジナル武器で参加してみませんか?
また、記事を書くに当たり、画像提供を快く快諾くださいました夕陽薙さんにも、厚く御礼申し上げます。
第4回ゆるLARPに参加された皆さま全員に、お疲れ様でした、そして素敵な1日を本当にどうもありがとうございました!
また、最後までお付き合い頂きました皆さまにも、ありがとうございました!