ロードバイクを購入する予算ーウェア篇ー

ロードバイク専用ウェアを購入する意義と効果

予算を紹介する前に、ロードバイクのウェアの意義について話をさせていただきます。

みなさん、ロードバイクのウェアと言えばピチピチのパンツ、男子のスクール水着みたいなものを想像することでしょう。

ピチピチのパンツを履いて走るのは抵抗がある、という方は多く、そのように考える人の気持ちはわかりますが、次節で見ていく通り、ロードバイク専用のウェアを使用することには大きな意義があるのです。

ロードバイクのウェアは、値段が比較的高いと感じられるものが多いですが、快適な自転車生活を送るためには欠かせないアイテムになるのでぜひとも検討してください!

ロードバイクのウェアを使うメリットとは

ロードバイクのウェアはたくさんありますから、代表的なウェアのメリットについて例を挙げて説明していきます。

ペダルを漕ぐことに最適化されている

はじめに、初心者にとって最も抵抗のあるピチピチのパンツについて説明していきます。

ピチピチのパンツですが、正式名称はレーシングパンツ、略してレーパン、といいます。

ペダルを漕ぐ上で、普通のズボンなどではバタついてしまい、長ズボンであればチェーンに引っかかったりしてストレスを感じてしまいますが、レーパンならば密着しているので漕ぎやすく、チェーンに引っかかったりすることもありません。

上半身はサイクリングジャージを着用します。

こちらはバックポケットといって、腰にポケットが付いており、ボトルを入れたりすることができて便利です。

伸縮性があるものが多く、財布や補給食、家の鍵、スマートフォンなどのような小物を収納するのに便利です。

ウェストバッグでいいのでは、と思われるかもしれませんが、いちいちチャックを開けなければ取り出すことができませんのでその点でバックポケットは勝っています。

走りながら補給食を取り出したりできるというわけです。

ロードバイクに快適に乗るための機能

ロードバイクは他のスポーツに比べて強い風を受けて走りますから、体温の管理が重要になってきます。

たとえば、冬用ウェアでは前から風を受けることを考えて、前面は防風素材、後面は汗を放出できるように薄い素材、といったように乗ることを想定した作られ方がしてあるものがあります。

冬用ウェアに限らず、グローブなどもすべて自転車にのることを想定して作られていますからストレスなく自転車にのることができます。

ウェアにかける予算はいくらか

さて、前置きが長くなってしまいましたが、ロードバイクのウェアのメリットについて理解していただけたでしょうか。

では、頭の方からウェアにかけるべき予算について紹介していきます。

1)絶対に必要 2)あると便利 の二段階に分けて紹介していきますね。

絶対に必要なウェア

ヘルメット

自転車は道路の中では交通弱者であり、交通事故にあえば自転車のほうが大きな被害を被りやすいということは容易に想像できます。

ある統計では自転車の死亡事故の60パーセント超が頭部損傷が原因であるという結果があります。

自分の命を守るために絶対に必要なもの、なくては走ってはいけない、くらいのものになります。

ロードバイク用のヘルメットは穴が多数空いており、そこから空気を通すことで通気性を確保しており、暑苦しさをなるべく感じさせないようにできています。

読者の方には髪型を気にする方もいらっしゃることでしょうが、それなりのものを使えば髪型を崩さないで使うこともできるようです。

ヘルメットの安全性の基準としては、JCFマークというのが一つの基準として考えられます。

JCFというのは日本自転車競技連盟の略でして、実業団レースに出る方はこちらのヘルメットで出走するよう指定があります。

実業団レースというのは国内のプロも参加するレースですから、その開催団体が指定する、ということはある一定の信頼性があります。

JCFマークがあるヘルメットはやや高額になりがちですが、大体7000円以上はみておいたほうがよいでしょう。

ないものでもよっぽど怪しいメーカーでなければ安全性は確保されています。(JCFの安全基準と、国が定める安全基準は異なる)

そちらのものだとより安く購入することができると思われます。

OGK KABUTO(オージーケーカブト) REGAS-2 [リガス2] ファングガンメタ M/L
OGK KABUTO(オージーケーカブト) (2012-02-01)
売り上げランキング: 8,135

サングラス

ロードバイクは風を受けて走りますから当然目の保護が必要になります。

ゆっくり走るからいらないのでは、と思う方もいるかもしれませんが、日本の道路をみてみると、道路に木の枝がはみ出ていることがありませんか?

道路の端を走るわけですが、はみ出た木の枝を避けようとしても車が通り抜けるため避けることができない場面だって考えられます。

そんなときにサングラスが目を守ってくれます。

また、サングラスのレンズには色々ありまして、路面のコントラストをあげることでものを見やすくしてくれるレンズもありますから、便利です。

値段は安くても必要十分な機能を備えたもので2000円ほどで有名メーカーのものでは1,2万円ほどするものあります。

サイクリングジャージ・レーパン

必要性については上に書いたとおりで、ジャージについてはバックポケットにより補給食のアクセスなどが容易であり、パンツについてはペダリングを妨げることのないように作られています。

風によるバタつきを少なくするために若干キツ目に作られており、空気抵抗削減に一役買っています。

レーパンが恥ずかしいという方向けに、サイクリング用途のピチピチではないパンツもありますが、機能性を考えるのならやはりレーパンが一番です。

値段ですが、調べましたところ、平均的には上下で1〜2万円、実用性のあると考えられる最安のもので上下5000〜8000円程度のものが多いです。

サイクリングジャージ
レーパン

グローブ

ロードバイクはドロップハンドルを握る関係上、コケてしまえば高確率で手を負傷してしまいます。

出先で手をけがしてしまえば自走で家に帰ることが難しくなるかもしれませんし、ドロップハンドルにすべり止めの機能は付いているとはいえ、グローブでグリップ力を向上させておけば運転ミスを減らすことができ、結果として安全にロードバイクを楽しむことができます。

ものによりますが、タオル生地がついたグローブもあり、汗を拭くことができます。

値段は4000円〜10000円程度のものがおすすめです。

あると便利なウェアと冬用装備

サイクルキャップ

ヘルメットの内側にかぶるキャップ(帽子)です。

なくても別に困りませんが、メリットとしては、

  • 日差しをカットできる
  • 汗が目に入るのを防ぐ
  • ヘルメットに汗の匂いがつくのを防ぐ

といった点が挙げられます。

値段としては2000円程度のものが多いです。

以下は、主に冬用装備になります。

ベースレイヤー

ベースレイヤーというのはジャージの中に着る保温性のあるシャツのことで、ユニクロのヒートテックのようなものを想像していただけるといいです。(ヒートテックは速乾性が低い点から、スポーツには適していないということに注意していただきたい)

値段としては4000〜5000円程度。

アームウォーマー・レッグウォーマー

アームウォーマー、レッグウォーマーは、女性が夏場につけているような日焼け防止のためのものを想像するとわかりやすいです。

私個人としては、体温調整は大雑把に調整するので必要ないと感じますが、きっちり調節したい、というような場合には用意されたほうがよいでしょう。

値段は4000〜5000円くらいでしょうか。

アームウォーマー
レッグウォーマー

靴カバー

靴カバーはその名の通り、靴にかぶせるカバーです。

どの靴にも使えるというわけではなく、専用のサイクリングシューズに装着して使います。

サイクリングシューズ

サイクリングシューズは通気性がよいですから、真冬などになると寒くてしょうがないのです。

大体3000円くらいのものが多いでしょう。

代替品として冬用のサイクリングソックスなどでもいいと思います。

サイクリングシューズ(ビンディングシューズ)

サイクリングシューズとは、ビンディングペダルと呼ばれる靴とくっつけることのできるペダルと繋げるためのシューズです。

ペダリングについて、普段踏むしかできなかったのが、ペダルと靴がくっついている足を引き上げる動作ができますから効率を上げることができるという代物です。

まだ乗り慣れていない初心者にとっては怖いでしょうし、危ない、という面がありますから、まずは自転車をある程度自在に操れるようになってから導入を検討したいアイテムです。

それにビンディングシューズを用意すれば即座に速くなるというものではありません。

技能の上達が先です。

値段としては大体1万円以上ですが、これとは別にペダルと、シューズにつける金具であるクリートというものが必要になります。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

サイクリングウェアは高額になりがちですが、その値段に見合った機能があります。

自転車生活を満喫するためにもぜひとも絶対に必要なウェアだけは揃えて頂きたいものです。

とりあえず一セットあれば事足りますが、二セットあれば安心です。

メリットはわかったけれど、そんなにお金を使えない、という方は勇気が必要ですが、海外通販を試してみるとよいです。(今後の記事で私の海外通販体験談を書きたいと思っているのでしばらくお待ちください。)

別に悪いわけではないのですが、普段着でロードバイクに乗っているとやはり不格好に見えてしまう気がします。

私はロードバイクを買った当初、お金がなかったので普段着で乗っていましたが、今となっては普段着で乗ろうとは思いません。

ロードバイクのウェアはそれほどに素晴らしい機能性を秘めています。

どの自転車を買うか、ということよりも今後の自転車生活を楽しむという点でロードバイクのウェア選びは大変重要なものだと考えます。

この記事が気に入ったら
フォローしよう

最新情報をお届けします

Twitterでフォローしよう

おすすめの記事