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Alternate reality game
アナログゲーム

映画監督失踪、納期は待ってくれません 「ムービークリエイター」

映画監督失踪、納期は待ってくれません 「ムービークリエイター」

「ムービークリエイター」とはなにか?

「後は任せた!」 by 監督

  • 協力して一つの「映画」を完成させる協力型パーティーゲーム!
  • 手持ちのカードで「シーン」を描写し、それをつなげて映画を完成させよう!
  • どんな名作も納期を過ぎれば全てゴミ! でっち上げだろうとなんだろうと、とにかく指定された〆切内に映画を完成させろ!!

内容物はこんな感じ

    • 説明書1枚
    • カットカード58枚
    • イベントカード12枚

※写真には拡張パック「ムービークリエイター怒りのデスマーチ」のカードが含まれています。

「ムービークリエイター」はこんなゲーム

物語を作ろう

手番順に手札を出しつつ、効果音や台詞でストーリーをでっち上げていきます。

手番1:「ニャーン!颯爽とあらわる謎の猫!!」

物語を続けよう

次の人が手札から一枚カードを出し、ストーリーを繋げていきます。

手番2:「一体どこから現れたのか!!怪しげかつ危険なチェーンソー野郎推参!!!」

イベントも発生。

カードを出していき、再度親の手番になったら、イベントカードを一枚引きます。

昼夜逆転

「おまえ何徹?」「3日目」「まだいける」
この周回のみ順番を逆転させる。
時間の感覚はとうの昔になくなった。朝か夜かなんてもう関係ない。

 

見事完結したら大勝利!

時に笑い、時に泣き、阿鼻叫喚の嵐。スタッフ達の苦悩により映画は完成に近づいていきます。
納期を迎えるまでに、誰かが「最後の手札」を出しつつ、「ストーリーを完結」させることができたら、映画は無事完成。クランクアップとなります。
皆で盛大にお祝いをしましょう。
手札で完結させることができなかった場合、映画作成はまだまだ続くことになります。
万が一納期を過ぎてしった場合は?
…冒頭に述べた通り、納期を過ぎたらどんな名作も……。嗚呼。

「ムービークリエイター」で遊んでみた

順調に物語りは綴られ…

 

 

 

 

じゃあ親やりまーす。
いきなりいくよ?いきなり行っちゃうよ?はい、 「どーーーん!!」

 

 

 

 

え?いきなり?ほんとにいきなりだなあ…うーん、じゃあ…
「今の爆発により、中ボスが倒された」

 

 

 

 

うわあロボ出てきた。
「現代日本でこんなことが起こるとは……」

 

 

 

 

 

「そして、暗闇で微笑む謎の男」
多分黒幕っぽいの?かな~

 

追加依頼

山札から1枚を無理矢理場に出し、プレイヤー全員でシーン描写を行う。

尚、結果的に納期は1日圧迫されます。

 

 

 

 

 

 

…え~と、皆様の協議の結果、
「よし!これで中ボスを倒したぞ!!」
というシーンになりました。

 

 

 

 

それではイベントを挟んで、二周目、いっくよー!
「まだだ、まだ最後のボスが残っているじゃないか!!」

 

 

 

 

 

「──その時、猫は気が付いてしまった。
黒幕の正体に……」

 

 

 

 

「私の存在に気が付く者が現れたのか…」
と、謎の男。恐らく黒幕なんじゃないかな~

 

 

 

 

そこで、
後ろから「どーーん!!」

 

秘蔵のカット

全員、手札を1枚山札に戻す。山札から好きなカットカードを1枚引き手札に加え、山札をシャッフルする。

これで思い通りのシーンが描写できる”はず”です。
…必ず思い通りになるとは、誰も言っていない…

 

 

 

 

 

三週目~。
えーと…そうだなあ、
「そして俺は山ごもりして最終決戦に備えるため修行をした」
ラスボスだからね、それくらいしないと勝てないんだよきっと

 

 

 

 

それじゃあ、最終決戦が発生するから、愛する人に逢いに行って
「俺は今から最後の戦いに行くんだ」

 

 

 

 

「彼らは上手くやってくれているだろうか」
必殺技を編み出せたかなーと研究者は期待、心配していた…。

 

 

 

 

「…という小説を書いているんだけど」

 

どうしてこうなった

えええ??!!あっれぇ??!!

今までの流れは何処へ!!??

まさかの??!!そうなるの??!!ここに来て??!!

………?うん??そうなるね??

 

仮眠

「30分…30分だけ…」
山札から2枚引き、裏のまま場に置く
ただし納期は伸びない。
……あれ?外が暗い。

何があろうと、納期は 伸 び ま せ ん
しつこいようですが納期は待ってくれません。

 

 

 

 

 

四週目…え~と、え~と、んんんーー…そうなるとこれしかないかな…、これしかないなあ…
「ヤバい、締切が近い」

 

 

 

 

「そして、微笑みながらやってきた編集」
笑顔って時々こわいよね

 

 

 

 

「待ってください!!今書いている所なんです!!」
そこはかとなく誰もが知っている気がする状況。

 

 

 

 

そして、
原稿の乗った船が爆発

 

どうしてもこうなった

そっかー、そうなっちゃうかー…

そっかー、爆発かー…いきなり来たなあ…

そっかー、原稿もろとも爆発かー…そっかー…そうか…

……うん、爆発だね

 

アイデア

この周回の最初に全員次の人に自分のカットカードを1枚渡す。

ひとまず今回は納期に変動はないようです。
いい夢は見られたかい?

 

 

 

 

 

五週目…あー…もうどうにでもなぁれ、
「突如、執筆者が雷に打たれた」

 

 

 

 

うわあすっごい投げやり感
「しかし、そこに代わりの執筆者が現れた」

 

 

 

 

うーん…この手札だとなあ…
ごめん、無理っぽいからパス。

 

どうにか大団円……と、なるとでも思ったか!

 

 

 

 

「そして執筆者の彼女は涙をこぼした」

 

納期変更

次の周回が納期となる。このイベント以降、手札の枚数に関わらず『オチ』に繋げる事ができる。

つまり、どう足掻いても終わりなのです。
逆に言えば終わらせなければならないのです。

 

 

 

 

 

の、納期ギリギリ、運命の六週目です…
…ねえ、終わっていい?終わっていい?もう納期ないから無理矢理終わるよ??納期は待ってくれないからね?…
「彼女の涙により、世界は戦の炎に包まれた」

 

 

…これは…なんというか……非常にアレというか…

うーん…確かに納期には間に合ったけど…

納期に間に合ったなら大丈夫大丈夫~。納期を過ぎたら全部ゴミだからね~。

…えーと、何はともあれクランクアップです!!お疲れ様でした!!!!…べっ、べつに、べつに泣いてないですしぃ!!!どうして、どうしてこうなった!!!

 

総評

「ムービークリエイター」のここが好き!

ブラックジョークの効いたイベントカードとフレーバーテキスト。
定番のシーンから、これはどうやって使ったらいいのか!!と問い詰めたくなるような豊富な絵柄。
皆で遊ぶのは勿論の事、カットカードを一人で眺めているだけでも十分に楽しめます。
ルールも非常に単純で、幅広い年齢層で気軽に楽しめます。成人済みの方はアルコールという力を利用することで更に混沌とした展開が楽しめる…かも?
同じ1枚のカットカードでも、各々の発想により”マトモ”にも”アレ”にもなるという無限の可能性が秘められており、飽きの来ないゲームだと感じました。
プレイ後に映画の流れを追いながら動画として記録すれば、お家で一人ニヤニヤできます(おすすめ)。
また、「ムービークリエイター」制作元である「スタヂオひまつぶし」の面子によるキャラクターが多数登場している為、そちらの関連作品をチェックしてみると、「ムービークリエイター」をより楽しめるかもしれません。

「ムービークリエイター」のここが惜しい!

カードをスリーブに入れることにより拡張パック「ムービークリエイター怒りのデスマーチ」の箱に入りきらないという事件が…!!(百均等で販売されている一般的なサイズのスリーブ)
ピッタリサイズのスリーブを用意したらしっかりと収納できるかもしれませんが…
ゲーム本体そのものについては大満足の一言です。
尚、ムービークリエイター本体の箱にはカードをスリーブに入れた状態でも収納が可能です。

今回の執筆に当たって

「こども心と出会えるお店」テニーネオ様

ゲーム会の中で体験プレイ卓を立てさせて頂きました。
いつも無茶なお願いばかり、ありがとうございます。

「ムービークリエイター」の作品情報

「ムービークリエイター」

デザイン スタヂオひまつぶし
イラスト ヤブ蚊/楠木/久海夏輝
人数   3~6人
時間   5~20分
価格   2000円
発売   2015秋

ムービークリエイター【怒りのデスマーチ】

価格   1000円
発売   2016夏

 


雨屋

可愛いもの(広範囲)が好きな絵描き。
TRPG/ボードゲーム初心者。

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