ことのハジマリ
「LARP」商標取得の発表、今後の影響を懸念
5月15日、体験型LARP普及団体CLOSS様より、「LARP」商標取得のお知らせという告知が発表されました。
皆様もご存じの通り、当社ではアナログゲーム関連の通信販売に力を入れており、「LARP」というカテゴリーを作成して商品の分類を行っております。
商標取得により、今後の運営にどのような利点があるのか、あるいはどのような支障をもたらすのか、早めに確認しておくべく、5月19日都内某所へと突撃して参りました。
急遽上京、突撃取材を敢行しました
都内某所にて秘密ではない会談を行う
体験型LARP普及団体CLOSS代表の星屑様、広報の雛咲悠様にお話をお伺いしました。
以下、インタビューの概要となります。
--LARPの商標取得おめでとうございます。
--さっそくですが、今回商標を取得した目的について教えてください。
LARPの普及活動を進めていく中で、危惧したことがあります。
それは、「悪意ある第三者が商標を取得し、全ての活動について規制をかけてくる」という危惧です。この危惧を未然に防ぐため、当団体では、代表の諸石敏寛名義にて商標の取得を行うことにしました。
--それでは、CLOSSが悪意ある第三者となる可能性も秘めているのではありませんか?
商標の取得を発表した際、誤解を招く説明があったことを謝罪します。
前述の通り、LARP活動の自由を確保することが目的です。
なので、CLOSSの代表者である諸石敏寛は、「LARP」の商標取得者として、
- 一切の「請求権を放棄」
- LARPの商標を使いたい「全ての人に解放する」
こちらを、改めて宣言させていただきます。
--では、LARPの商標を用いた活動や商品に対して、利用料金の請求や販売の差し止めをすることは?
団体名、イベント名、商品名など、ご自由にお使いいただくことができます。
--CLOSSは『LARP安全憲章』も提案されていますが、こちらはどのような意図で提案されたのでしょうか?
その「安全」についての注意喚起、情報の共有を行うことを目的として作成しました。安全憲章は「LARP」という単語を使うための会員証ではありませんので、ご安心ください。
--ここ最近、新しいLARP団体や、販売店が続々と名乗りを上げていますが、どうお考えですか?
もっともっとたくさんの団体や商品が出てきてくれることを期待しています。
LARPはファンタジーに限りません。大正ロマンやスチームパンク、SFを背景としたLARPも存在します。
さらに、ゲームの枠を飛び越え、教育・研修事業などへの応用も期待されています。CLOSSも彼ら(新しいLARP団体)に負けないよう、様々なイベントを開催していきます。ご期待ください。
--ありがとうございます。では最後にひとこと抱負を。
どうぞ今後とも、CLOSSを宜しくお願いいたします。
取材にて明確な回答をいただくことに成功
「LARP」という呼称を用いた営業行為に対し、一切の対価などが発生しないということ、明言をいただきました。
販売物に対しても、安心して「LARP用アイテム」というタグを付けることができます。
また、サークル、イベントなどにおいても、「LARP」という呼称を用いることができます。
体験型LARP普及団体CLOSS様が商標を取得されたことにより、より一層安心して営業活動ができるようになったのではないかと考えております。
当社アナログゲーム斑は、体験型LARP普及団体CLOSS様の活動を支持するとともに、今後もLARP全般についても積極的に取り上げていくことといたします。